限りある資源を限りない未来に・・・
|英数|あ行|か行|さ行|た行|な行|は行|ま行|や行|ら行|わ行|
【英数】 | |
A材 | シュレッダー材料のうち廃車ガラのみを指していう。ちなみにC材は空き缶スクラップで、B材は家電品、ブリキのスクラップを言う。 |
C材 | 食缶又は飲料缶。飲料缶のみの場合はグレードが上がる。 |
ELV | End of Life Vehicleの頭文字で、使用済み自動車をいう。 |
THチーム | ARTグループとは別のグループ。ASRリサイクルの効率的な実施の為に自動車メーカー8社により結成されたチーム。(ダイハツ工業、トヨタ自動車、日野自動車、本田技研工業、アウディジャパン、ビー・エム・ダブリュー、プジョー・ジャポン、フォルクスワーゲングループジャパン) |
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【あ行】 | |
アミ甲山 | 鉄板からワッシャーやナットを打ち抜いた網状のもの。 |
色物 | 特殊塗料等を施した鉄板類を指すが、関西では非鉄金属スクラップを指す。 |
ウス物 | ブリキ、トタン類や金網、鉄柵類のスクラップ。 |
鬼ダライ | 大型の工作機械で深く削られ、肉の厚いダライ粉を鬼ダライ粉と称する。(ダライ粉のダライは、オランダ語で旋盤のことをいう) |
帯鉄 | 鋼材や鋼板の梱包用に使用された薄く、細長い形態の鉄スクラップ。 |
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【か行】 | |
可鍛コロ | 関西用語で配合甲山と同格のものを可鍛コロという。コロは小さいという意味で転がるという意味ではない。関東では単にコロともいうが配合甲山の上質のものを称している。 |
家電4品リサイクル法 | 一般家庭や事業所などから排出された家電製品(エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機)から、再利用できる部分や材料をリサイクルし、廃棄物を減量するとともに、資源の有効活用を推進するための法律。(正式名称「特定家庭用機器再商品化法」 平成13年4月1日施行) |
ガラ | 自動車の車体や薄鉄板でできたもの。中部地方ではウス、関西ではドンガラあるいはガサ鉄ともいう。 |
希少金属 | レアメタルともいう。地球上のその存在が稀であるか、またはその抽出が経済的・物質的に非常に困難な金属を総称する。現在31種が指定され、うち7種類(ニッケル、クロム、タングステン、コバルト、モリブデン、マンガン、バナジウム)が国家備蓄対象となっている。このレアメタルはステンレスなどの基礎素材産業からハイテク分野の産業にいたるまで幅広く利用されている。鉄スクラップにも混在している場合があり、そのリサイクル促進が課題となっている。 |
甲山(鉱山、鉄山) | 鉄鉱石が普通鉱山から採掘されるのに対して、生産工場又は消費地で発生する鉄スクラップを鉄源の「山」とみなして、その意味から語源的に発生したといわれている。本来はあらゆる種類の鉄スクラップが含まれていたわけだが、現在使われている甲山とはさらに狭義の意味で一級品以上の鉄スクラップを指す。 |
故銑、鋳物スクラップ | ズク又はふるズクともいう。銑鉄、鋳物製品、例えばロール、鋳型、各種機械類の老朽化したものを指す。 |
コンポジット | USAにおける鉄スクラップの価格の平均値を表すもので、シカゴ、ピッツバーグ、フィラデルフィア3地域の平均炉前価格。 |
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【さ行】 | |
自家発生くず | 鉄鋼工場で発生する歩留まり落ちの鉄スクラップ。ホットコイルの先端(舌)、両端(耳)、鉄筋棒鋼の先端などに代表される。圧延⇒冷延⇒めっきなど工程の長い工場では発生率が高い。通常再び自工場で溶解に戻して使用するので、リターンスクラップとも呼ばれる。 |
自動車リサイクル法 | 使用済自動車(廃車)から出る有用資源をリサイクルして、環境問題への対応を図るために平成17年1月から施行された法律。(正式名称「使用済自動車の再資源化等に関する法律」)この法律で、自動車製造者等(自動車メーカー、輸入業者)により危険物であるエアコンのフロン、エアバック、処理難物であるシュレッダーダストの処理が義務付けられた。 |
シャーリング | 鋼板を規定の寸法に裁断すること。 |
スケール | 鉄をある温度に熱して圧延すると表面が酸化して薄く剥離する。この剥離した小片をスケールといい、主として高炉又は合金鉄生産等に用いられる。 |
すそ物 | 甲山に対する意味として級外(二級品も含まれる)の下級スクラップに用い、ブリキ又はトタン板等が主なものである。 |
銑ダライ | 銑鉄を切削、旋削したスクラップをいう。酸化の少ない銑ダライAと多少酸化した銑ダライBに分かれる。 |
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【た行】 | |
ダスト | スクラップの加工処理過程で生じる鉄、非鉄以外の非金属類でギロチンによる加工処理過程で出るギロチンダストとシュレッダーによる加工処理過程で出るシュレッダーダストが主なものである。 |
ダライ粉 | 旋盤のような機械で切削、旋削したスクラップをダライ粉という。チップ状のもの(鋼ダライA)とパーマ状のもの(鋼ダライB)とに分かれる。 |
トランプエレメント | スクラップを再生利用して鋼を製造する場合に分離できず、有害かつ除去困難な不純成分のことを言う。部品の小型化や非金属材料の使用比率増大などにより鋼材品質の低下をきたす問題として認識されている。 |
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【な行】 | |
ならし | 鍋銑、焼銑ともいう。鋳物スクラップのうち直接熱を受ける釜鍋、ストーブ等は、その表面から脱炭されるので、炭素分の少ないものとなっている。このような鉄スクラップを「ならし」という。 |
西送り | 日本国内の地域別鉄スクラップ需給の偏りから、国内スクラップは地域間でも大量に移動/流通するが、その流れは鉄スクラップ余剰地域の関東以北から不足地域の関西・中四国・九州間の‘西向き’が主だったため、その動きを西送りと称した。この西送りの動きはその後発展・拡大して現在の大量輸出時代につながっている。西送りはバブル期に月10万tを記録したが、その後輸出が定着するなどで、現状は7〜8万tで推移している。 |
ノロ | 鋼滓(こうさい)、スラグともいう。製鋼炉で鋼を溶製する時、鋼溶の表面に生成される金属あるいは非金属の酸化物からなる多成分系の物質。 |
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【は行】 | |
配合甲山 | 単に配合ともいい、主としてシャーリング工場から切断、打ち抜きによって発生する炭素分、クローム分の含有量の少ない3mm以上の軟鋼スクラップで可鍛鋳鉄向けの原料となるものをいう。加工スクラップに類する。 |
パーマ | 螺旋状に旋削された肉の薄いダライ粉をパーマという。普通ダライ粉の分類に入る。統一規格では鋼ダライA。 |
番線 | ケーブルや柵等に用いられた鋼線。 |
光物(ひかりもの | 非鉄金属の銅、真鍮、鉛、亜鉛等をいう。 |
ポンチ | 鉄材を打ち抜いたものをいう。主に鋳物用に使われる。 |
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【ま行】 | |
マニフェストシステム | 産業廃棄物の発生元、輸送、中間処理、最終処分までの経路を詳しく記帳、保管し、産業廃棄物の適正処理を確保するシステムをいう。 |
丸車 | 自動車そのままの原型を留めたもの(タイヤやガラスが付いたままのもの)をいう。 |
メカス | 小さな鉄片をいう。 |
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【や行】 | |
ヤード | 鉄スクラップの置き場を総称していう。 |
ヤード業者 | 鉄スクラップの置き場を持っている業者。 |
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【ら行】 | |
リフマグ | リフティングマグネットの略で、天井クレーンに付いている磁石のこと。 |
冷材 | 高炉メーカーでの鉄スクラップの呼称。 |
老廃スクラップ | 鋼構造物が老朽化して発生したスクラップ。加工スクラップがフローから発生したスクラップであるのに対して、老廃スクラップはストックから発生するスクラップである。この推計は経済産業省調査統計部が公表する「鉄鋼・非鉄金属・金属製品統計」における国内購入量から、推計した加工スクラップを除いて求める。但し、国内購入量には高炉メーカーから系列電炉メーカーへ出荷した分譲スクラップを含むため調整している。また、これとは別に社会に投入した鋼材が、いつかはくず化するという考えに基づき、部門別に国内残留鋼材をもとめ、耐用年数計算などにより老廃スクラップ発生量を推計している。この推計結果はポテンシャル(発生可能量)を表すことになる |
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